株式会社鍵匠
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【刺さらないMUL‑T‑LOCKを救出し、KABA Ace3...

【刺さらないMUL‑T‑LOCKを救出し、KABA Ace3...

2026/07/24

【刺さらないMUL‑T‑LOCKを救出し、KABA Ace3238へ安全交換した施工記録】

本日は、持っている鍵が全て刺さらないとご連絡をいただいたお客様宅へ伺いました。

シリンダーのメーカーを確認すると MUL‑T‑LOCK。
25年ほど前のピッキング騒動で国内メーカーのシリンダーが入手困難だった時期、イスラエル製のこのシリンダーだけは安定供給されていたため、多くの鍵屋が重宝していたあの時代の鍵です。
お客様もまさにその頃に交換されたとのこと。

今回刺さらない原因は、内部が ダブルディンプル構造で、長年の使用により上ピンがバラけてしまう典型的な不良。
当時私は特約店として専用キーマシンやピンキットを使い、何度も分解メンテナンスしていたので、この症状はよく経験していました。

しかしここで問題発生。
このシリンダーは DZタイプで、鍵を刺して回転させないと外せない構造。
ところが3本とも刺さらないため、通常の取り外しが不可能。

1番ピンの不良と判断し、細いマイナスドライバーでピンを持ち上げ、わずかな隙を逃さず斜めから鍵を差し込み……
なんとか回転に成功。無事にシリンダーを取り外すことができました。

今回の交換シリンダーは KABA Ace3238 SV色
作業は約30分で完了し、お客様もこれで外出できると安心されたご様子でした。

長年頑張ってくれたMUL‑T‑LOCKに役目を終えてもらい、これからは新しいシリンダーで安全にご使用いただけます。


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