【鍵の回りが悪い症状とPSキーの洗浄対応について】
2026/07/06
【鍵の回りが悪い症状とPSキーの洗浄対応について】
本日は、以前から鍵の回りが悪くなり、下の鍵は使用できず、上の鍵のみで生活されていたお客様からのご依頼で、鍵の点検と作業を行いました。最近では、鍵が重い、角度によって動かない、抜き差しが引っかかるといった症状が増えており、特にディンプルキーの内部構造は繊細なため、早めの点検が重要です。
お電話で伺った情報は、ドアは10年ほど使用されているTOSTEM製、鍵はMIWA PSキーとのことでした。築年数から別メーカーの可能性も考えましたが、お客様の情報を信じて現場へ向かいました。お客様は外出中で開かないかもしれません。とのご不安もありましたが、時間を合わせて現場で鍵をお預かりし、まずは状態確認を行いました。
鍵を挿して回してみると、ほとんど動かない状態。抜き差しを繰り返し、角度を調整しながら慎重に操作し、なんとか開けることができました。内部の摩耗や汚れが進んでいる典型的な症状であり、本来であれば交換をおすすめしたい状態でしたが、お客様からまずは洗浄でお願いしたいとのご希望をいただき、洗浄作業へ移行しました。
MIWA PSキーは防犯性が高い反面、内部構造が複雑で、汚れや摩耗が進むと洗浄しても改善しない場合があります。そのため、作業前に洗浄で改善しない場合は交換が必要になる可能性がありますと丁寧にお伝えしたうえで作業を開始しました。
シリンダーを取り外し、内筒のみの状態にしてテールピースを外し、前後からパーツクリーナーで洗浄。鍵を挿して動作確認を行いましたが、最初は回らず、再度洗浄を繰り返し、力を加えた瞬間に回り始めました。仕上げにシリンダースプレーを施し、動きは改善しましたが、職人としては、本来の滑らかさには戻っていないという感触でした。それでもお客様は、これで十分ですと納得され、今回は交換せず作業完了となりました。
鍵の回りが悪くなる症状は、内部で劣化が進んでいるサインです。特にPSキーは構造が複雑なため、洗浄で改善する場合もあれば、交換が必要になる場合もあります。少しでも違和感がある場合は、早めの点検をおすすめします。
鍵は毎日使う大切な生活インフラです。
少し重い、たまに回らないなどの小さな違和感でも、お気軽にご相談ください。
専門知識と経験をもとに、最適なご提案と確実な作業で安心をお届けいたします。





