【3年開かずの玄関を救出した日】
2026/03/28
【3年開かずの玄関を救出した日】
本日2件目は、3日前にご相談をいただいた3年間まったく開かなくなった玄関ドアの解錠依頼でした。
お話を伺うと、鍵が回らなくなり、ご主人様がご自身で分解したところ、戻した直後から完全に開かなくなったとのこと、ドアはTOSTEM、鍵はMIWA、築30年ほどの住宅、持ち手の構造を聞いた瞬間、嫌な予感が確信に変わりました。
プッシュプルハンドルのステンレスパネルは、絶対に外してドアを閉めてははいけない部分。
外してしまうと、専用ラッチがケースから飛び出し、ストライクに深く噛み込んだまま戻らなくなります。
さらに今回は、戸当たりが中外の両側に付いているタイプこの構造のせいで、通常なら隙間を広げるために使えるエアーウェッジが一切使えません、これが難易度を一段と上げる要因です。
現場で確認すると、やはりパネルは外され、ケースもネジが抜けてグラグラの状態、このタイプの解錠は、私自身も過去5回ほど経験していますが、ドアを傷めず開けるのは、まさに職人技が問われる作業です。
それでも最善を尽くすのみ。
隙間をマイナスドライバーでわずかに広げ、ラッチが見えた瞬間に別の工具で押し戻す。
何度もやり直しながら、約1時間かけてようやく解錠。
ドアもほとんど曲げることなく、無事に開けることができました。
原因となった鍵は、例の MIWA縦型くの字キー、調子が悪くなると分解したくなる気持ちは分かりますが、このタイプは防犯面・耐久面からも、不調を感じた時点で交換を強く推奨しています。
今回は、
● KABA Ace 3250R(ディンプルキー)
● MIWA U9 WCY TEO(2個同一・6本付き)
をご提案し、U9 WCY TEO ST色をお選びいただきました。
これでも安全性は十分確保できます。
交換は15分程で終わり3年ぶりに玄関が開き、これでようやく便利になると大変喜んでいただけました。
正直、どこの鍵屋でも敬遠されがちな案件ですが、経験を積むほど開け方の引き出しが増える仕事でもあります。
今日もまた一つ、現場で学びを得た日でした。





