【鍵作成230本・納期厳守のための現場対応】
2026/03/26
【鍵作成230本・納期厳守のための現場対応】
3月8日から進めていた施設ロッカー用の鍵作成。
使用されていたブランクキーは No.F113。
この鍵は 先端に必ず窪みがあり、その窪みと重なるウェーブ部分は削り忘れを起こす可能性が高い ため、作業時には特に注意が必要です。
さらにF113は厚みが薄く、バイスで挟むと ガイドに確実に干渉する構造 のため、通常の治具では安定しますが、
ウェーブが片側に連続している鍵だけは挟むと傾きが出る という特徴があります。
この片側連続ウェーブの鍵については、治具を変えながら試行錯誤して削りましたが、
どうしても通常の方法では挟めない鍵が3本ありました。
その3本については、両面テープなどを使い、治具内で動かないよう調整し、
無理な力をかけず、慎重に固定して作成 しました。
私は専用治具を使わない方針のため、
・自作の厚紙治具
・自作のアルミ治具
・別の鍵を加工した治具
これらを使い分け、一本一本の状態を確認しながら作業を進めています。
3月21日、230本すべての作成が完了。
翌22日は現場での最終確認のため、マトリクスを車に積んで現地へ。
230本すべてを一本ずつ鍵穴に通し、動作の確認を行いました。
その中で、先端の窪みと重なるウェーブ部分の削り忘れが数本あることを確認。
現場で丁寧に削り直し、
すべての鍵を問題なく使用できる状態に仕上げることができました。
ブランクキーを無駄にせず、全て活かせたことは職人として大切にしている部分です。
最終調整を終え、3月22日17時30分。
無事に 230本すべてを納期通りに引き渡し することができました。
お客様から予定通り受け取れて助かりましたとのお言葉をいただき、責任を果たせたことに安堵しています。
大量作業でも品質を落とさず、一本一本の確認を怠らないこと。
鍵屋として当然のことですが、改めてその重要性を実感した案件でした。








